■依存症克服訴え行進
アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症を克服した元患者やその家族らが、回復を祝い、その姿を社会に訴えるリカバリー・パレード「回復の祭典」が23日、東京・新宿であった。日本では初めて。関東だけでなく、新潟、岩手、大阪などから集まった約350人が激しい雨の中、太鼓をたたいたり、ベリーダンスをしたり、歌ったりしながら約1時間行進した。
東京都港区から参加した公務員の大石克也さん(51)はアルコール依存からの回復者。30年以上飲み続けた酒を断って2年になる。「自分もかつてはアルコール依存であることを隠していた。だが、病気だと認めることが第一歩」と話した。
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