産経新聞の10月5日紙面にリカバリー・パレードが取り上げられました。ネットにも掲載されています。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/101005/bdy1010050717001-n1.htm
難しい依存症治療 病院、仲間...社会との繋がり必要
◆「回復」アピール
あいにくの雨模様となった9月23日、東京・新宿で依存症や躁鬱(そううつ)病などからの「回復」をアピールするパレードが行われた。自助グループや家族の会のメンバーなど約350人が回復を喜びながら行進した。
準備委員会の笹井健次委員長(47)には、アルコール依存症に苦しんだ経験がある。「自助グループで仲間と励まし合い、今日を迎えられた」と話す。
「自分は病気であること、依存症は恥ずかしくないこと、まず自分自身の偏見を取り除くことが重要」と笹井さんはアドバイスする。恥ずかしさを取り除けば自助グループにつながることもできる。
「依存症は完治しないといわれている。確かに生き方や考え方を根本的に変える必要がある」と笹井さん。だが、患者たちに「回復」の希望を訴えることも必要だ。
「私たちは『本人が以前より良くなったことを喜べるなら、それが回復』としている」と語る笹井さん。社会の無知と偏見を取り除くのは回復者の責任として、来年以降もパレードを続ける方針だ。(道丸摩耶)
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